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【2026年最新】kintoneフォームをタブで整理する方法3選

2026-07-22公開・2026-10-06更新 / カテゴリ: フォーム・入力画面 / 執筆: bst 開発チーム

「kintoneのフォームが縦に長くなりすぎて、どこに何があるか分からない」「入力のたびに延々スクロールしている」——アプリを育てていくと、ほぼ必ずぶつかる悩みです。フィールドが50個、100個と増えたフォームは、入力する人の負担になるだけでなく、入力漏れや入力ミスの温床にもなります。

この記事では、kintoneのフォームをタブで整理する3つの方法を、標準機能でできることとできないことの整理から、JavaScriptでの自作、プラグインの利用まで、費用と工数を比較しながら解説します。私たちはkintoneプラグインの開発元として、この課題の相談を数多く受けてきました。その経験も踏まえてまとめます。

この記事で分かること
  • kintoneのフォームが縦に長くなる根本的な原因
  • 標準機能でできるフォーム整理と、その限界
  • タブ化を実現する3つの方法(運用の工夫・JavaScript・プラグイン)の比較
  • それぞれの費用・工数・メリット・デメリット・注意点
  • 失敗しないタブ設計のコツと、導入前に確認すべきポイント
  • タブ分けの具体例
先に結論:kintoneの標準機能に「タブ」はありません。グループフィールドなどで整理はできますが、縦長の構造そのものは変えられません。タブ化する方法は、次の3つです。
①運用とフォーム設計の工夫縦長を「緩和」する方法。無料で今日できますが、項目が多いと頭打ちになります。
②JavaScriptで自作ライセンス費用は不要。ただし開発2〜5人日と、kintone更新のたびの保守が自社の負担になります。
③タブ表示プラグイン有料(年額)ですが、ノーコード・約5分で導入でき、保守は提供者に任せられます。

件数の多い入力業務が毎日あるなら、総コストではプラグインが最も安くつくケースが多い——これが本記事の結論です。理由を順に説明します。

kintoneのフォームはなぜ縦に長くなる?標準機能でできること・できないこと

まず原因から押さえましょう。kintoneのフォームは、フィールドを上から下へ並べていく1枚の縦長レイアウトが基本構造です。Excelの台帳を移行したアプリや、複数部署で使うアプリでは、「営業が使う項目」「経理が使う項目」「管理用の項目」が同じ1枚に同居します。使う人ごとに必要な項目は一部なのに、全員が全項目をスクロールして探す——これが「縦に長い問題」の正体です。

標準機能でできるフォーム整理(まずは無料で試す)

kintoneの標準機能にも、フォームを見やすくする道具は用意されています。お金をかける前に、まずここまでやり切るのが正しい順番です。

標準機能ではできないこと(タブ化の壁)

一方で、次のことは2026年10月現在の標準機能ではできません。

整理はできる。しかし、構造は変えられない。
——それが標準機能の到達点です。グループフィールドで運用が回るなら、それが最善です。回らないときに初めて、タブ化を検討します。

kintoneフォームをタブで整理する3つの方法【比較】

方法1:フォーム設計と運用の工夫で「縦長」を緩和する(無料)

タブ化そのものではありませんが、実務ではまずこれを検討すべきです。具体的には、使用頻度の高い項目をフォーム上部に集める、グループフィールドを「閉じた状態」で並べて目次のように使う、部署ごとに入力用の一覧とプロセスを分ける、といった工夫です。

メリットは費用ゼロで今日できること。デメリットは、項目数そのものが多い場合に効果が頭打ちになることと、グループの開閉操作が利用者の手間として残ることです。フィールドが30個を超えたあたりから、この方法だけでは厳しくなるのが実感値です。

方法2:JavaScriptカスタマイズで自作する(無料〜外注10万円台)

kintoneはJavaScriptによるカスタマイズを公式にサポートしており、タブUIを自作することも可能です。技術的には、レコード画面のイベント(app.record.detail.show / app.record.edit.show)でタブの見た目を組み立て、kintone.app.record.setFieldShownというAPIでフィールドの表示・非表示を切り替える実装が一般的です。

メリットは、ライセンス費用がかからないことと、自社の要件に完全に合わせられる自由度です。社内にJavaScriptを書けるメンバーがいて、保守も継続できるなら有力な選択肢です。

デメリットと注意点は次の3つです。

  1. 開発コスト:タブUI・必須項目の扱い・画面ごとの挙動まで作り込むと、目安として2〜5人日。外注すれば10万円台からの費用感になります(要件により変動します)。
  2. 保守の継続:kintoneは年に複数回アップデートされます。画面の内部構造に依存した実装は、更新のたびに動作確認と修正が必要です。
  3. 属人化:作った人が異動・退職すると、誰も触れないコードが残ります。情シスの引き継ぎ課題として最も多いパターンのひとつです。

方法3:タブ表示プラグインを使う(ノーコード・5分)

プラグインは、kintoneに機能を追加するための公式の仕組みです。ZIPファイルをkintoneに読み込み、アプリに追加して、設定画面で「どのタブに、どのフィールドを入れるか」を選ぶだけ——コードを1行も書かずに、タブ化が完了します。

触って比較同じ12項目のフォームが、こう変わる(右のタブは切り替えられます)
✕ kintone標準(1枚の縦長フォーム)BEFORE
12項目をスクロールして探すことに(実務では50項目超も珍しくありません)
▼ bstプラグインを入れると
○ bst タブ表示プラグインAFTER
役割ごとに1タブ。未入力の必須がある場所はバッジで分かります

導入手順は次の5ステップです。

  1. プラグインのZIPファイルを入手する(試用版で構いません)
  2. kintoneシステム管理 →「プラグイン」→「読み込む」でZIPを登録する
  3. 対象アプリの設定 →「プラグイン」→「追加」で有効化する
  4. プラグインの設定画面で、タブ名と各タブに入れるフィールドを選ぶ
  5. 「アプリを更新」して、レコード画面で表示を確認する

メリットは、導入と設定が速いこと(慣れれば5分程度)、保守をプラグイン提供者に任せられること、そして設定がGUIなので担当者が変わっても引き継げることです。デメリットは年額のライセンス費用がかかること、細部の挙動は製品仕様の範囲に限られることです。

注意点として、タブ表示プラグインを選ぶ際は次の4点を確認してください。

  1. 必須項目の扱い:別のタブに隠れた必須フィールドが未入力のとき、気づける仕組みがあるか(保存エラーの原因探しは利用者の大きなストレスです)
  2. データの扱い:見た目だけを変え、フィールドやレコードの構造に手を加えない設計か(後から外しても元に戻れるか)
  3. 外部通信の有無:業務データが外部サーバーに送られない設計か(情報システム部門の審査ポイントです)
  4. 試用の可否:本番相当のアプリで事前に試せるか
比較項目①運用の工夫②JavaScript自作③プラグイン
初期費用0円0円〜(外注は10万円台〜が目安)0円(試用30日)
継続費用0円保守工数(更新のたび)年額ライセンス(例: ¥19,800/年)
導入までの時間即日数日〜数週間約5分
タブ化の実現度△(緩和のみ)◎(要件次第)◎
必要スキル不要JavaScript開発・保守不要(GUIのみ)
属人化リスク低高低
kintone更新への追随不要自社で対応提供者が対応

判断の目安はシンプルです。

フィールド30個未満→ 方法1(標準機能の工夫)で十分です。
社内に開発・保守体制があり内製方針→ 方法2(JavaScript)が有力です。
それ以外=大半の現場→ 方法3(プラグイン)が総コスト最小です。

年額約2万円は、入力担当者が毎日数分のスクロールと項目探しに費やす時間を考えると、多くの場合短期間で回収できる計算です。

失敗しないタブ設計の3つのコツ(業務改善の視点)

どの方法を選ぶにしても、タブの分け方を誤ると「どのタブに何があるか分からない」という新しい迷子が生まれます。設計のコツは3つです。

タブ分けの具体例|顧客管理・案件管理・申請アプリ

タブ化で最も悩むのは、「どの項目をどのタブに入れるか」です。迷ったら、フィールドの種類ではなく使う場面で分けます。よくある3種類のアプリで、分け方の例を示します。

アプリ1枚目(毎回見る)2枚目3枚目以降
顧客管理基本情報(社名・担当者・電話・住所)取引条件(締め日・支払方法・与信)対応履歴・社内メモ
案件管理概要(案件名・顧客・金額・ステータス・期日)見積・明細(テーブル)契約・請求/添付ファイル
申請・稟議申請内容(件名・理由・金額)承認に必要な情報(相見積・添付)経理処理(勘定科目・支払日)

共通する考え方は3つあります。

①1枚目は「8割の用事が済む」内容に電話を受けたとき、会議で開いたときに見る項目を1枚目に集めます。ここで用事が済めば、タブを切り替える手間そのものが発生しません。
②担当が違う項目はタブを分ける営業が入れる項目と経理が入れる項目は、別のタブにします。自分に関係のないタブを開かずに済むので、入力の迷いが減ります。
③必須項目は前のタブに寄せる必須項目が後ろのタブに散らばると、入れ忘れの原因になります。どうしても後ろに置く場合は、未入力を知らせる仕組みがある方法を選びます。

タブの数は3〜5枚が目安です。それ以上に増えるなら、アプリ自体を分ける(関連レコードでつなぐ)ほうが、結果的に使いやすくなります。

導入イメージとよくある質問

よくある活用パターン(導入イメージ)

タブ表示がよく使われる典型的な場面を3つ紹介します(特定の導入企業の事例ではなく、想定される代表的な活用パターンです)。

よくある質問

稼働中のアプリに、後からタブ表示を追加できますか?

できます。タブ表示プラグインはフォームの見た目を整理するだけで、フィールドやレコードのデータ構造には手を加えません。既存のデータ・一覧・グラフはそのまま使えますし、プラグインを外せば元の表示に戻ります。

タブで隠れている必須項目の入力漏れが心配です。

ここはプラグイン選定の最重要ポイントです。bstのタブ表示プラグインでは、未入力の必須フィールドがあるタブにバッジが表示され、どのタブを確認すべきかがひと目で分かります。

スマートフォンでも使えますか?

使えます。bstのタブ表示プラグインはモバイルにも対応しており、スマートフォンでは横にスクロールできるタブとして表示されます。データの閲覧・入力はPCと同じように行えます。

動作が重くなりませんか?

表示の切り替えだけを行う軽量な処理のため、体感速度への影響はほとんどありません。処理はブラウザ内で完結し、業務データが外部サーバーへ送信されることもありません。

無料で試せますか?

30日間の無料試用版があります。メールアドレスの登録も不要で、ZIPをダウンロードしてkintoneに読み込むだけで全機能を試せます。

印刷するとき、開いていないタブの項目は欠けませんか?

bstのタブ表示プラグインでは欠けません。ブラウザの印刷でも、kintoneの「レコードを印刷」でも、すべてのタブの項目が自動で展開されて印刷されます。タブのバー自体は印刷されません。

タブの見た目は変えられますか?

変えられます。bstのタブ表示プラグインには8種類のデザインプリセットがあり、色・形・間隔などを設定画面のプレビューで確認しながら調整できます。タブごとに色を変えることもできます。

まとめ:kintoneのタブ化は「順番」を守れば失敗しない

この課題を最も簡単に解決する方法
bstのタブ表示プラグインは、この記事で挙げた選定ポイントを満たすように作られています——設定はGUIのみ(コード不要)、必須項目の未入力はタブのバッジで通知、データ構造には手を加えず、業務データの外部送信もありません。30日間・登録不要で試せますので、まずは実際のアプリで縦長フォームがどう変わるかをお確かめください。
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