bstプラグイン料金ブログ無料アイコン30日無料で試す
BLOG

【2026年最新】kintoneフォームをタブで整理する方法3選

2026-07-22 / カテゴリ: フォーム・入力画面 / 執筆: bst 開発チーム

「kintoneのフォームが縦に長くなりすぎて、どこに何があるか分からない」「入力のたびに延々スクロールしている」——アプリを育てていくと、ほぼ必ずぶつかる悩みです。フィールドが50個、100個と増えたフォームは、入力する人の負担になるだけでなく、入力漏れや入力ミスの温床にもなります。

この記事では、kintoneのフォームをタブで整理する3つの方法を、標準機能でできることとできないことの整理から、JavaScriptでの自作、プラグインの利用まで、費用と工数を比較しながら解説します。私たちはkintoneプラグインの開発元として、この課題の相談を数多く受けてきました。その経験も踏まえてまとめます。

この記事で分かること
  • kintoneのフォームが縦に長くなる根本的な原因
  • 標準機能でできるフォーム整理と、その限界
  • タブ化を実現する3つの方法(運用の工夫・JavaScript・プラグイン)の比較
  • それぞれの費用・工数・メリット・デメリット・注意点
  • 失敗しないタブ設計のコツと、導入前に確認すべきポイント
先に結論:kintoneの標準機能に「タブ」はありません。グループフィールドなどで整理はできますが、縦長の構造そのものは変えられません。タブ化する方法は、次の3つです。
①運用とフォーム設計の工夫縦長を「緩和」する方法。無料で今日できますが、項目が多いと頭打ちになります。
②JavaScriptで自作ライセンス費用は不要。ただし開発2〜5人日と、kintone更新のたびの保守が自社の負担になります。
③タブ表示プラグイン有料(年額)ですが、ノーコード・約5分で導入でき、保守は提供者に任せられます。

件数の多い入力業務が毎日あるなら、総コストではプラグインが最も安くつくケースが多い——これが本記事の結論です。理由を順に説明します。

kintoneのフォームはなぜ縦に長くなる?標準機能でできること・できないこと

まず原因から押さえましょう。kintoneのフォームは、フィールドを上から下へ並べていく1枚の縦長レイアウトが基本構造です。Excelの台帳を移行したアプリや、複数部署で使うアプリでは、「営業が使う項目」「経理が使う項目」「管理用の項目」が同じ1枚に同居します。使う人ごとに必要な項目は一部なのに、全員が全項目をスクロールして探す——これが「縦に長い問題」の正体です。

標準機能でできるフォーム整理(まずは無料で試す)

kintoneの標準機能にも、フォームを見やすくする道具は用意されています。お金をかける前に、まずここまでやり切るのが正しい順番です。

標準機能ではできないこと(タブ化の壁)

一方で、次のことは2026年7月現在の標準機能ではできません。

整理はできる。しかし、構造は変えられない。
——それが標準機能の到達点です。グループフィールドで運用が回るなら、それが最善です。回らないときに初めて、タブ化を検討します。

kintoneフォームをタブで整理する3つの方法【比較】

方法1:フォーム設計と運用の工夫で「縦長」を緩和する(無料)

タブ化そのものではありませんが、実務ではまずこれを検討すべきです。具体的には、使用頻度の高い項目をフォーム上部に集める、グループフィールドを「閉じた状態」で並べて目次のように使う、部署ごとに入力用の一覧とプロセスを分ける、といった工夫です。

メリットは費用ゼロで今日できること。デメリットは、項目数そのものが多い場合に効果が頭打ちになることと、グループの開閉操作が利用者の手間として残ることです。フィールドが30個を超えたあたりから、この方法だけでは厳しくなるのが実感値です。

方法2:JavaScriptカスタマイズで自作する(無料〜外注10万円台)

kintoneはJavaScriptによるカスタマイズを公式にサポートしており、タブUIを自作することも可能です。技術的には、レコード画面のイベント(app.record.detail.show / app.record.edit.show)でタブの見た目を組み立て、kintone.app.record.setFieldShownというAPIでフィールドの表示・非表示を切り替える実装が一般的です。

メリットは、ライセンス費用がかからないことと、自社の要件に完全に合わせられる自由度です。社内にJavaScriptを書けるメンバーがいて、保守も継続できるなら有力な選択肢です。

デメリットと注意点は次の3つです。

  1. 開発コスト:タブUI・必須項目の扱い・画面ごとの挙動まで作り込むと、目安として2〜5人日。外注すれば10万円台からの費用感になります(要件により変動します)。
  2. 保守の継続:kintoneは年に複数回アップデートされます。画面の内部構造に依存した実装は、更新のたびに動作確認と修正が必要です。
  3. 属人化:作った人が異動・退職すると、誰も触れないコードが残ります。情シスの引き継ぎ課題として最も多いパターンのひとつです。

方法3:タブ表示プラグインを使う(ノーコード・5分)

プラグインは、kintoneに機能を追加するための公式の仕組みです。ZIPファイルをkintoneに読み込み、アプリに追加して、設定画面で「どのタブに、どのフィールドを入れるか」を選ぶだけ——コードを1行も書かずに、タブ化が完了します

触って比較同じ12項目のフォームが、こう変わる(右のタブは切り替えられます)
✕ kintone標準(1枚の縦長フォーム)BEFORE
12項目をスクロールして探すことに(実務では50項目超も珍しくありません)
▼ bstプラグインを入れると
○ bst タブ表示プラグインAFTER
役割ごとに1タブ。未入力の必須がある場所はバッジで分かります

導入手順は次の5ステップです。

  1. プラグインのZIPファイルを入手する(試用版で構いません)
  2. kintoneシステム管理 →「プラグイン」→「読み込む」でZIPを登録する
  3. 対象アプリの設定 →「プラグイン」→「追加」で有効化する
  4. プラグインの設定画面で、タブ名と各タブに入れるフィールドを選ぶ
  5. 「アプリを更新」して、レコード画面で表示を確認する

メリットは、導入と設定が速いこと(慣れれば5分程度)、保守をプラグイン提供者に任せられること、そして設定がGUIなので担当者が変わっても引き継げることです。デメリットは年額のライセンス費用がかかること、細部の挙動は製品仕様の範囲に限られることです。

注意点として、タブ表示プラグインを選ぶ際は次の4点を確認してください。

  1. 必須項目の扱い:別のタブに隠れた必須フィールドが未入力のとき、気づける仕組みがあるか(保存エラーの原因探しは利用者の大きなストレスです)
  2. データの扱い:見た目だけを変え、フィールドやレコードの構造に手を加えない設計か(後から外しても元に戻れるか)
  3. 外部通信の有無:業務データが外部サーバーに送られない設計か(情報システム部門の審査ポイントです)
  4. 試用の可否:本番相当のアプリで事前に試せるか
比較項目①運用の工夫②JavaScript自作③プラグイン
初期費用0円0円〜(外注は10万円台〜が目安)0円(試用30日)
継続費用0円保守工数(更新のたび)年額ライセンス(例: ¥19,800/年)
導入までの時間即日数日〜数週間約5分
タブ化の実現度△(緩和のみ)◎(要件次第)
必要スキル不要JavaScript開発・保守不要(GUIのみ)
属人化リスク
kintone更新への追随不要自社で対応提供者が対応

判断の目安はシンプルです。

フィールド30個未満→ 方法1(標準機能の工夫)で十分です。
社内に開発・保守体制があり内製方針→ 方法2(JavaScript)が有力です。
それ以外=大半の現場→ 方法3(プラグイン)が総コスト最小です。

年額約2万円は、入力担当者が毎日数分のスクロールと項目探しに費やす時間を考えると、多くの場合短期間で回収できる計算です。

失敗しないタブ設計の3つのコツ(業務改善の視点)

どの方法を選ぶにしても、タブの分け方を誤ると「どのタブに何があるか分からない」という新しい迷子が生まれます。設計のコツは3つです。

導入イメージとよくある質問

よくある活用パターン(導入イメージ)

タブ表示がよく使われる典型的な場面を3つ紹介します(特定の導入企業の事例ではなく、想定される代表的な活用パターンです)。

よくある質問

稼働中のアプリに、後からタブ表示を追加できますか?

できます。タブ表示プラグインはフォームの見た目を整理するだけで、フィールドやレコードのデータ構造には手を加えません。既存のデータ・一覧・グラフはそのまま使えますし、プラグインを外せば元の表示に戻ります。

タブで隠れている必須項目の入力漏れが心配です。

ここはプラグイン選定の最重要ポイントです。bstのタブ表示プラグインでは、未入力の必須フィールドがあるタブにバッジが表示され、どのタブを確認すべきかがひと目で分かります。

スマートフォンでも使えますか?

タブ表示はPCの画面を対象にしています。モバイルアプリでは標準の表示のまま動作し、データの閲覧・入力には影響しません。

動作が重くなりませんか?

表示の切り替えだけを行う軽量な処理のため、体感速度への影響はほとんどありません。処理はブラウザ内で完結し、業務データが外部サーバーへ送信されることもありません。

無料で試せますか?

30日間の無料試用版があります。メールアドレスの登録も不要で、ZIPをダウンロードしてkintoneに読み込むだけで全機能を試せます。

まとめ:kintoneのタブ化は「順番」を守れば失敗しない

この課題を最も簡単に解決する方法
bstのタブ表示プラグインは、この記事で挙げた選定ポイントを満たすように作られています——設定はGUIのみ(コード不要)、必須項目の未入力はタブのバッジで通知、データ構造には手を加えず、業務データの外部送信もありません。30日間・登録不要で試せますので、まずは実際のアプリで縦長フォームがどう変わるかをお確かめください。
タブ表示プラグインを見る →

関連記事: kintoneの入力ミスを減らす7つの対策kintoneの検索で部分一致ができない?原因と対処法kintoneの一覧をきれいに印刷する方法