bstプラグイン料金ブログ無料アイコン30日無料で試す
BLOG

kintoneの一覧を印刷する方法3選|崩れる原因と解決策

2026-07-21公開・2026-07-22更新 / カテゴリ: 印刷・帳票 / 執筆: bst 開発チーム

「kintoneの一覧を印刷したら、メニューまで印刷されて表が途中で切れた」——ブラウザの印刷をそのまま使うと、ほぼ確実にこうなります。

会議の5分前に崩れた紙を握りしめる、棚卸しのたびにExcelへ書き出して整形する。多くの現場が毎週・毎月くり返している作業です。私たちはkintoneプラグインの開発元として、この「印刷できない」相談を数多く受けてきました。本記事は2026年7月時点の仕様に基づいて、原因と解決策を整理します。

kintoneが標準で印刷できるのは、レコード「1件ずつ」だけ。
一覧(表)を印刷する機能は、そもそも存在しません。この記事では、崩れる原因 → 標準機能でできること → 解決方法3つの比較、の順で解説します。
この記事で分かること
  • ブラウザ印刷で一覧が崩れる技術的な理由
  • 標準機能でできる印刷と、できないことの境界線
  • 解決方法3つ(CSV書き出し・JavaScript自作・プラグイン)の費用と工数の比較
  • それぞれのメリット・デメリットと、導入前に確認すべき注意点
  • 棚卸し・会議配布など現場での活用イメージと、よくある質問への回答
先に結論:kintoneに一覧の印刷機能はなく、ブラウザ印刷は「画面をそのまま紙にする」ため必ず崩れます。解決方法は、次の3つです。
①CSVに書き出してExcelで整形する無料で確実。ただし1回10〜15分の作業が、印刷のたびに発生します。
②JavaScriptで印刷画面を自作するライセンス費用は不要。ただし「行を切らないページ分割」の実装は難度が高く、保守も自社の負担です。
③一覧印刷プラグインを使う有料(年額)ですが、ボタンから用紙と列を選ぶだけの3クリック。棚卸し用のチェック欄も付けられます。

一覧を紙にする業務が定期的にあるなら、総コストではプラグインが最も安くつくケースが多い——これが本記事の結論です。理由を順に説明します。

kintoneの一覧印刷が崩れる原因|標準機能でできること・できないこと

原因:ブラウザ印刷は「画面の複製」であって「紙のための組版」ではない

ブラウザの印刷(Ctrl+P)は、いま表示されている画面をそのまま紙に写す機能です。画面はスクロール前提で作られており、紙の寸法もページの区切りも知りません。

その結果、kintoneの一覧では次の問題が必ず起きます。

目で比較同じ一覧を印刷すると、紙はこうなる
✕ kintone標準(ブラウザでそのまま印刷)BEFORE
メニューが混ざる/行が途中で切れる/ページ番号なし
▼ bstプラグインを入れると
○ bst 一覧印刷プラグインAFTER
タイトル・連番・チェック欄・「1 / 3」入り。行は切れません

標準機能でできること(まずは無料でここまで)

標準機能ではできないこと

kintoneの一覧をきれいに印刷する3つの方法【比較】

方法1:CSVに書き出してExcelで整形する(代替方法・無料)

最も一般的な方法です。手順は次の5ステップになります。

  1. 一覧画面のオプションから「ファイルに書き出す」でCSVを保存する
  2. Excelで開き、不要な列を削除する
  3. 列幅・罫線・見出しを整える(チェック欄が要る場合は空白列を追加)
  4. 印刷範囲・用紙サイズ・ヘッダーフッターを設定する
  5. 印刷プレビューで確認して印刷する

メリットは費用ゼロで、レイアウトを自由に作り込めることです。

デメリットは、この5ステップに1回あたり10〜15分かかり、印刷のたびに毎回発生することです。週次の定例や月次の棚卸しで積み重なると、無視できないコストになります。データが更新されるたびに書き出し直しになる点も見落とせません。

方法2:JavaScriptで印刷画面を自作する(無料〜外注)

kintoneはJavaScriptカスタマイズを公式にサポートしており、一覧のデータから印刷用の画面を組み立てて、ブラウザの印刷機能に渡す実装が可能です。

メリットは、ライセンス費用が不要で、自社の様式に完全に合わせられることです。

デメリットと注意点は、見た目以上に実装の難度が高いことです。特に次の3つは、印刷向けWeb実装の定番の難所です。

  1. 行を切らないページ分割:ブラウザ任せの改ページは行の途中で切れることがあり、行の高さを計算して割り付ける作りが必要になります。
  2. 全ページへの列見出しの繰り返し:ブラウザによって挙動が異なり、安定させるには工夫が要ります。
  3. ページ番号の印字:CSSでの制御は主要ブラウザで制約が多く、確実に出すには自前でページを組む必要があります。

ここまで作り込むと開発は数人日規模になり、kintoneのアップデートのたびの動作確認と、作った人が異動したときの属人化リスクも残ります。

方法3:一覧印刷プラグインを使う(ノーコード・3クリック)

プラグインは、kintoneに機能を追加する公式の仕組みです。導入は「ZIPを読み込む→アプリに追加→初期値を設定」の約5分で完了し、以後の利用者の操作は3つだけです。

①用紙を選ぶA4・B5・A3×縦横。プレビューは実際の用紙と同じ寸法(実寸)です。
②列をチェックで選ぶ不要な列を外すだけ。Excelで列を消す作業が要らなくなります。
③印刷する行が途中で切れないよう割り付けを自動計算。列見出しは全ページに入り、ページ番号は「1 / 12」形式、連番や合計行もワンクリックです。

bstの一覧印刷プラグインでは、棚卸し用に右端へ最大3列のチェック欄(□または空白の記入欄)を追加でき、「棚卸し用」「会議配布用」のように設定へ名前を付けて保存できます。2回目からは呼び出して印刷するだけです。

メリットは速さと再現性、保守を提供者に任せられること。デメリットは年額費用(例: ¥19,800/年)と、レイアウトが製品仕様の範囲に限られることです。

用紙と向きの選び方の目安

意外と迷うのが用紙の選択です。印刷してから「入りきらない」に気づくと手戻りになるため、最初に目安を決めておくのがおすすめです。

A4横=迷ったらこれ列数が5〜8列の一般的な一覧に最適です。横向きにするだけで、1行に収まる情報量が大きく増えます。
B5=手元のチェック用持ち歩いて☑を付ける棚卸し・点検リストは、小ぶりなB5のほうがバインダーで扱いやすくなります。
A3=列の多い台帳10列を超える管理台帳や、文字を大きくしたい会議配布用はA3が安全です。

どれを選んでも、実寸プレビューがあれば印刷前に仕上がりを確認できるので、紙とインクを無駄にせずに済みます。

比較項目①CSV→Excel整形②JavaScript自作③プラグイン
仕上がり◎ 作り込み次第◎ 実装次第◎ 実寸プレビュー
毎回の手間10〜15分ボタン操作3クリック
初期費用0円0円〜(外注は数十万円規模も)0円(試用30日)
継続費用作業時間保守工数(更新のたび)年額ライセンス
ページ番号・全頁見出し手設定実装難度が高い自動
棚卸し用チェック欄手作業で列追加実装次第ワンクリック
属人化リスク中(整形手順)

導入前の注意点として、印刷系プラグインを選ぶ際は次の4点を確認してください。

  1. プレビューの正確さ:プレビューと印刷結果が一致するか(実寸プレビューか)
  2. ページ分割の品質:行が途中で切れないか、列見出しが全ページに入るか、ページ番号が印字されるか
  3. データの扱い:印刷処理が外部サーバーを経由しないか(情報システム部門の審査ポイントです)
  4. 試用の可否:本番相当の一覧で、実際に印刷して確かめられるか

社内稟議・情報システム部門への説明ポイント

有料プラグインの導入に承認が必要な場合は、次の3点で説明すると通りやすくなります。

費用対効果「Excel整形15分 × 頻度 × 人数」で試算します。週2回・担当3人なら月に約6時間分。年額費用と比べれば判断は明快です。
セキュリティ印刷処理がブラウザ内で完結し、業務データの外部送信がないことを、提供元の仕様説明で確認して稟議に添付します。
やめられるか解約・削除してもkintone上のデータには影響せず、CSV書き出しの運用にいつでも戻れることを確認しておきます。

活用イメージとよくある質問

現場での活用イメージ

一覧印刷がよく使われる典型的な場面を3つ紹介します(特定の導入企業の事例ではなく、想定される代表的な活用パターンです)。自社の業務に近いものがあれば、試用版で同じ形を再現してみてください。

よくある質問

何件まで印刷できますか?

bstの一覧印刷プラグインでは既定で最大1,000件、設定で10,000件まで印刷できます。件数が多い場合は、絞り込んでから印刷する運用をおすすめします。

カレンダー形式の一覧も印刷できますか?

対象は表形式の一覧です。カレンダー形式やカスタマイズビューは対象外です。

請求書のような帳票レイアウトは作れますか?

作れません。一覧印刷プラグインは「表示中の一覧をそのまま、きれいに印刷する」ことに特化した製品です。自由なレイアウト設計が必要な場合は、帳票専用の製品をご検討ください。

業務データが外部に送信されませんか?

送信されません。印刷処理はすべてブラウザ内で完結します。年額プランのライセンス確認で送信されるのは「kintoneドメイン名」のみで、レコードの内容は送られません。

無料で試せますか?

30日間の無料試用版があります。メールアドレスの登録も不要で、ZIPをダウンロードしてkintoneに読み込むだけで全機能を試せます。

まとめ:一覧の印刷は「仕組み化」した瞬間にコストが消える

最後にひとつだけ。印刷は「なくすのが理想」と言われがちですが、棚卸しや点検のように紙が最速の現場は確かに存在します。なくせない印刷なら、せめて毎回の手間をなくす——それがこの記事の提案です。

この課題を最も簡単に解決する方法
bstの一覧印刷プラグインは、この記事で挙げた選定ポイントを満たすように作られています——実寸プレビュー、行を切らない自動ページ分割と「1 / n」のページ番号、棚卸し用チェック欄、設定のプリセット保存、そして業務データの外部送信なし。30日間・登録不要で試せます。製品ページでは列の選択や用紙の切替をブラウザ上のデモで実際に操作できますので、まずは触ってみてください。
一覧印刷プラグインを見る →

関連記事: kintoneで部分一致検索ができない理由と3つの解決方法kintoneフォームをタブで整理する方法3選