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kintoneのカレンダー表示を見やすくする方法3選

2026-07-22公開 / カテゴリ: カレンダー・予定管理 / 執筆: bst 開発チーム

「kintoneをカレンダー表示にしてみたけれど、月表示しかなくて使いづらい」「出張の3日間が初日にしか出ない」「予定の種類を色で分けたい」——kintoneで予定やスケジュールを管理し始めた現場から、必ず出てくる声です。

kintoneには標準でカレンダー形式の一覧があります。ただし、その機能はかなり限定的です。私たちはkintoneプラグインの開発元として、この「カレンダーが物足りない」相談を数多く受けてきました。本記事は2026年7月時点の仕様に基づいて、標準の限界と3つの解決方法を整理します。

kintone標準のカレンダーは「月表示のみ」。
週表示も、色分けも、期間(開始〜終了)の表示もできません。この記事では、標準でできること → JavaScriptで実現する方法 → プラグインという選択肢、の順で解説します。
この記事で分かること
  • kintone標準のカレンダー形式でできること・できないことの正確な境界線
  • 週表示・色分け・期間表示を実現する3つの方法(標準の工夫・JavaScript自作・プラグイン)
  • それぞれの費用・工数・メリット・デメリットと、導入前に確認すべき注意点
  • 予定管理アプリを後悔しないための、日付フィールド設計のコツ
  • 現場での活用イメージと、よくある質問への回答
先に結論:標準のカレンダー形式は「月のみ・色なし・期間なし」です。もの足りなくなったときの解決方法は、次の3つです。
①標準のカレンダー形式+絞り込みで工夫する無料で今日できます。ただし月表示のみという制約自体は変えられません。
②JavaScriptでカレンダーを自作するカスタマイズビューとライブラリで本格的なカレンダーを作れますが、開発規模が大きく、保守も自社の負担です。
③カレンダープラグインを使う有料(年額)ですが、設定3つで月・週・日・リストの4ビュー、色分け、期間表示までそろいます。

予定は「見る回数」が最も多いデータです。毎日チームで見る画面なら、総コストではプラグインが最も安くつくケースが多い——これが本記事の結論です。理由を順に説明します。

kintoneのカレンダー表示は何ができない?標準機能の境界線

標準のカレンダー形式でできること

まず、標準機能を正しく評価するところから始めます。kintoneの一覧は表示方法を「カレンダー形式」に切り替えられ、次のことができます。

シンプルな「日付の確認」ならこれで十分です。問題は、予定管理が本格化したときに現れます。

標準のカレンダー形式でできないこと

実際にどう見えるのか、下のデモで標準とプラグインを並べて見比べてみてください。

目で比較同じ週の同じ予定データが、こう変わる
✕ kintone標準(月のみ・色なし)BEFORE
⚠ 「大阪出張」は実際は3日間の予定ですが、初日にしか表示されません
色なし・期間なし・週表示なし。種類も長さも、読まないと分かりません
▼ bstプラグインを入れると
○ bst カレンダービュープラグインAFTER
■ 社外予定■ 会議■ 作業
種類は色で、長さはバーで。読む前に分かります(週・日・リスト表示にも切替可)
カレンダーは「読む」画面ではなく「見る」画面。
色と期間が表示された瞬間に、予定表は説明のいらない道具になります。

週表示・色分け・期間表示を実現する3つの方法【比較】

方法1:標準のカレンダー形式と絞り込みで工夫する(代替方法・無料)

月表示のみという制約の中で、見やすさを上げる工夫です。「担当者別」「予定の種類別」の絞り込み一覧を複数保存すれば、色分けの代わりに「切り替えて見る」運用ができます。予定の名前の先頭に【出張】【会議】のような種別を付ける命名運用も、地味ですが効きます。

メリットは費用ゼロ。デメリットは、週表示と期間表示はどうやっても実現できないこと、そして一覧の切り替えや命名の徹底という運用負荷が利用者側に残ることです。

方法2:JavaScriptでカレンダーを自作する(無料〜外注数十万円)

kintoneには「カスタマイズビュー」という、一覧をHTMLで自作できる公式機能があります。ここにカレンダー描画のJavaScriptライブラリを組み合わせれば、週表示や色分けを備えた本格的なカレンダーを作ることは技術的に可能です。

メリットは、ライセンス費用が不要で、自社の要件に完全に合わせられることです。

デメリットと注意点は3つあります。

  1. 開発規模が大きい:表示だけでなく「クリックで編集」「登録の反映」まで作り込むと、数人日では収まらないことも珍しくありません。外注なら数十万円規模になり得ます。
  2. 二重の更新追随:kintone本体と、カレンダーライブラリの両方のアップデートに追随し続ける必要があります。
  3. 属人化:作った人が異動すると、チームの予定表そのものがブラックボックスになります。毎日使う画面だけに、止まったときの影響も大きくなります。

方法3:カレンダープラグインを使う(ノーコード・設定3つ)

プラグインは、kintoneに機能を追加する公式の仕組みです。bstのカレンダービュープラグインの場合、設定は「日時フィールドの指定・表示内容・適用する一覧」の3つを選ぶだけ。開始・終了の2つの日付フィールドを指定すれば、期間の予定はバーとして表示されます。

できるようになることは3つです。

①月・週・日・リストの4ビュー月で俯瞰し、週で運用し、日で当日を追う。キーボードショートカット(←→で期間移動、キー1つでビュー切替)にも対応します。
②カテゴリ色分けと期間バー予定の種類を色で、長さをバーで表現。読まなくても全体が分かるカレンダーになります。
③その場で追加・編集・削除予定のクリックで詳細ポップオーバーが開き、画面を離れずに登録・修正まで完結します。モバイル表示にも対応しています。

メリットは導入の速さと、保守を提供者に任せられること。デメリットは年額費用(例: ¥19,800/年)がかかることと、ドラッグ&ドロップでの日程変更など一部の操作が現バージョンでは非対応なことです(編集はモーダルから行います。できないことは製品ページにも明記しています)。表示の処理はブラウザ内で完結し、業務データが外部に送信されることはありません。

比較項目①標準+絞り込み②JavaScript自作③プラグイン
週・日表示×(月のみ)◎(実装次第)◎(4ビュー)
色分け・期間バー×◎(実装次第)
その場で追加・編集×(画面往復)実装次第(規模大)
初期費用0円0円〜(外注は数十万円規模)0円(試用30日)
継続費用運用の徹底保守工数(二重の更新追随)年額ライセンス
導入までの時間即日数週間〜約5分
属人化リスク

導入前の注意点として、カレンダー系プラグインを選ぶ際は次の4点を確認してください。

  1. ビューの種類:月だけでなく、日々の運用の主戦場になる週表示があるか
  2. 編集の完結性:見るだけでなく、その場で追加・編集までできるか(往復が残ると使われなくなります)
  3. データの扱い:外部カレンダーとの連携有無を含め、業務データがどこと通信するのかが明示されているか
  4. できないことの明示:ドラッグ操作や繰り返し予定など、対応外の機能が正直に書かれているか(導入後のがっかりを防ぎます)

予定管理アプリを後悔しない、日付フィールド設計の3つのコツ(業務改善の視点)

どの方法を選ぶにしても、アプリ側の設計が悪いとカレンダーは活きません。コツは3つです。

日付は「開始」と「終了」の2フィールドで持つ1つの日付だけで作ると、期間の予定を永遠に表現できません。単日の予定でも開始・終了を同じ日にして運用すれば、後から困りません。
色分けの軸になる「種別」フィールドを1つ用意する会議・出張・納期・作業のようなカテゴリのドロップダウンが、そのまま色分けの軸になります。種別は7個程度までに絞ります。
「月は俯瞰、週は運用」と役割を決める月表示は全体の混み具合を見る画面、週表示は毎朝チームで見る画面。既定のビューを週にするだけで、カレンダーの利用率は目に見えて変わります。

社内稟議・情報システム部門への説明ポイント

有料プラグインの導入に承認が必要な場合は、次の3点で説明すると通りやすくなります。

費用対効果「予定の転記・二重管理」で試算します。kintoneの案件をホワイトボードやExcelの予定表に書き写しているなら、1日10分×人数分の作業がまるごと消えます。
セキュリティ外部カレンダー連携を持たない完全ローカル設計なら、予定データが社外のサービスに出ない構成をそのまま説明できます。提供元の仕様説明を稟議に添付します。
やめられるか解約・削除してもカレンダー表示が外れるだけで、レコードや日付データには影響しないことを確認しておきます。

活用イメージとよくある質問

現場での活用イメージ

カレンダー表示がよく使われる典型的な場面を3つ紹介します(特定の導入企業の事例ではなく、想定される代表的な活用パターンです)。自社の予定管理に近いものがあれば、試用版で同じ形を再現してみてください。

よくある質問

標準のカレンダー形式と何が違いますか?

標準は月表示のみですが、bstのカレンダービュープラグインは月・週・日・リストの4つのビューを切り替えられます。カテゴリによる色分け、開始〜終了の期間表示、予定の詳細ポップオーバー、画面を離れずのその場追加・編集にも対応します。

予定をドラッグで動かせますか?

現バージョンでは非対応です(今後のバージョンで検討中)。日程の変更は、予定をクリックして開く編集画面から行います。できないことを含めて、製品ページに正直に記載しています。

スマートフォンでも使えますか?

使えます。カレンダービューはモバイル表示に対応しており、外出先から今日の予定を確認する用途にも使えます。

Googleカレンダーなど外部のカレンダーと連携できますか?

できません。業務データを外部に出さない「完全ローカル」方針のため、外部カレンダー連携や複数アプリの予定合成には対応していません。kintoneの中の予定を見やすくすることに特化しています。

無料で試せますか?

30日間の無料試用版があります。メールアドレスの登録も不要で、ZIPをダウンロードしてkintoneに読み込むだけで全機能を試せます。

まとめ:予定は「読ませる」のではなく「見せる」

この課題を最も簡単に解決する方法
bstのカレンダービュープラグインは、この記事で挙げた選定ポイントを満たすように作られています——月・週・日・リストの4ビュー、カテゴリ色分けと期間表示、その場での追加・編集、モバイル対応。設定は3つ選ぶだけで、業務データの外部送信はありません。30日間・登録不要で試せます。製品ページには表示切替と色分けを実際に操作できるデモがありますので、まずは触ってみてください。
カレンダービュープラグインを見る →

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